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社会保険労務士試験の勉強法 − 社労士勉強法(その3)

勉強の順番も大事

社会保険労務士試験に出題される法律はたくさんありますが、それぞれがバラバラではなく、互いに関連しています。

したがって、効率的に勉強を進めるためには、どの科目から始めてもよいわけではなく、理解を進めやすい順番があります。

標準的な学習順序は次のようになります。労働科目は労働基準法、社会保険では健康保険法が他の法律の基本となる法律といえますので、これから進めるのが定石です。

<労働科目の標準的な学習順序>

労働基準法 → 労働安全衛生法 → 労災保険法・雇用保険法 → 徴収法 → 労働一般

<社会保険科目の標準的な学習順序>

健康保険法 → 国民年金法 → 厚生年金法 → 社会保険一般

なお、労働基準法から勉強を始める場合は、労働科目に時間をかけすぎて、年金科目で勉強時間が足りなくならないように、計画を立てて取り組んでください。

年金科目は横断的に理解する

国民年金、厚生年金の年金2科目は、択一式各10点、選択式各5点と配点ウェイトが高い一方で、制度の改正が多く、経過措置や移行措置などが非常に複雑なため、理解するのが難しく、苦手な人も多い科目です。

2つの年金は、国民年金をベースとして、厚生年金がその上に乗っかっている、という関係にあるので、類似規定が多く、混乱しやすいもとです。2つを別々に理解しようとするのではなく、お互いの共通点、差異を常に意識しながら、横断的に理解していくことが大切です。

それ以外にも社労士試験では、「保険給付」、「被保険者」や「任意加入」、など、複数の制度で出てくる概念や用語がたくさんあります。ある程度勉強が進んだ段階で、関連する科目をまたいで横断的に整理すると、より理解が深まるでしょう。スクールの横断整理講座や、横断整理関係の市販参考書を利用してもよいと思います。

「労働に関する一般常識」は広く浅い勉強を

「労務管理その他の労働に関する一般常識」(労働一般)は、法律だけでも30個近くあるうえ、労働経済白書や統計、労務管理関連の用語などからも出題され、範囲が非常に広くなっています。試験委員の好みが反映される場合もあり、何が出るか分からない科目です。

労働一般で高得点を狙うのは至難の業です。深追いはせずに「広く浅い」勉強で基準点クリアを目指しましょう。テキストだけでなく、日頃から雇用問題や労務管理に関する記事やニュースを意識していると得点源になることもあります。白書対策については、各スクールで直前期に開講される講座を活用しましょう。

一方、同じ一般常識科目でも、「社会保険に関する一般常識」(社会保険一般)は、労働一般と比べると範囲がせまく、的が絞りやすいので、テキスト、過去問を中心に確実に点を稼げる力をつけましょう。