失敗しない！社会保険労務士のスクール・通信講座選び

3つの学習スタイル－ 3つの学習スタイルを知る

社会保険労務士の資格スクールの受講方法は、大きく3つあります。
(1) スクールの通学コース、(2) スクールの通信コース、(3) 通信教育会社の通信講座
です。自分に合ったスクール、通信講座を選ぶには、まずこれらの特徴を理解しましょう。

TAC、LEC等、社会保険労務士の資格試験の受験指導を行っている学校に通学して、講座を受ける形態です。

上記の受験指導校が、学校で行う通学コースと同様のカリキュラムを通信教材で提供しているものです。基本的には通学コースと同様のテキスト、講義DVD、問題集等の教材を自宅に送付してもらって勉強します。

通信教育会社が提供している社会保険労務士講座です。ユーキャン等の会社が代表的です。通信教育会社は通常校舎がなく、通信講座に特化しています。

「通信講座」「通信」という場合、上の(2)と(3)をまとめている情報が多い気がしますが、スクールの通信コースと通信教育では、教材を送ってもらって自宅で勉強する点は基本的に同じですが、費用、カリキュラム、受講システム等が大きく異なるので、注意してください。

例えば、スクール通信の場合、希望すれば講義や問題演習、模擬試験などを実際に学校に行って受講できることが多いです。これを「スクーリング」といいます。その他、スクールにある自習室も普通は使えます。通信教育会社の場合、そもそも校舎がありせんので、スクーリング制度は原則ありません。

私の場合、不動産鑑定士を受験した際は、仕事が忙しく、決まった時間に通学できなかったので、通信コースで受講しましたが、答案練習や模試等の実戦練習はスクーリングを使いながら勉強しました。

次のページ以降で、通学、スクール通信、通信教育それぞれの特徴を説明しています。