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社会保険労務士資格と試験 − 社会保険労務士試験の概要

受験資格

学歴・実務経験等の条件があります。
詳細については下記の「受験資格」をご覧ください。

試験日程

【試験日】 毎年8月下旬の日曜日に行われます。
【試験時間】 択一式210分(午前中)、選択式80分(午後)
【合格発表】 11月上旬〜中旬

試験科目・問題形式

試験科目は労働関係、社会保険関係の法律が中心です。
問題形式は択一式と選択式があります。ともにマークシート式です。

科目名 択一式 選択式
労働
関係科目
労働基準法 7問(7点) 1問(5点)
労働安全衛生法 3問(3点)
労働者災害補償保険法(労災保険法) 7問(7点) 2科目
2問
(10点)
雇用保険法 7問(7点)
労働保険料徴収法 6問(6点)
労務管理その他の労働に関する一般常識 5問(5点) 1問(5点)
社会保険
関係科目
健康保険法 10問(10点) 1問(5点)
厚生年金保険法 10問(10点) 1問(5点)
国民年金法 10問(10点) 1問(5点)
社会保険に関する一般常識 5問(5点) 1問(5点)
合計 70問(70点) 8問(40点)

※択一式のうち、労働保険料徴収法は、労災保険関連、雇用保険関連から各3問ずつ出題されます。
※選択式のうち、労働者災害補償保険法、雇用保険法、労働保険料徴収法は、3科目のうち毎年2科目、2問が出題されます。ただし、最近は労働保険料徴収法からの出題はありません。

社会保険労務士試験のオフィシャルサイトで、過去問が公開されています。
どんな問題が出されるのか知りたい方は、トップページからPDFでダウンロードできますのでチェックしてみてください。

合格基準

選択式と択一式のそれぞれの総得点と、各科目ごとの得点によって毎年定められます。

問題の難易度によって、合格ラインが毎年変わるのが社会保険労務士試験の特徴です。総得点の目安は7割以上とされていますが、実際にはそれより低くても合格できる年もあります。
また、科目ごとの基準点は、択一式が各科目4点以上、選択式は各科目3点以上が目安ですが、試験年度・科目によって基準点が下がることもあります。特に、選択式では基準点を下げる補正措置(救済措置)が取られるケースが多くなっています。

総得点だけではなく科目ごとの基準点もあるため、足切りラインにかからないよう、不得意科目を作らず、まんべんなく得点することが必要です。

参考として、最近の本試験での合格基準は次のとおりです。

<平成22年度>

択一式:総得点48点以上かつ各科目4点以上
選択式:総得点23点以上かつ各科目3点以上(※)
※健康保険法、厚生年金保険法、社会保険に関する一般常識は2点以上、国民年金法は1点以上

<平成23年度>

択一式:総得点46点以上かつ各科目4点以上
選択式:総得点23点以上かつ各科目3点以上(※)
※労働基準法、労働安全衛生法、労働者災害補償保険法、社会保険に関する一般常識、厚生年金保険法、国民年金法は2点以上

<平成24年度>

択一式:総得点46点以上かつ各科目4点以上
選択式:総得点26点以上かつ各科目3点以上(※)
※厚生年金保険法は2点以上

<平成25年度>

択一式:総得点46点以上かつ各科目4点以上
選択式:総得点21点以上かつ各科目3点以上(※)
※社会保険に関する一般常識は1点以上、労働者災害補償保険法、雇用保険法、健康保険法は2点以上

<平成26年度>

択一式:総得点45点以上かつ各科目4点以上(※1)
選択式:総得点26点以上かつ各科目3点以上(※2)
※1 労働及び社会保険に関する一般常識は3点以上
※2 雇用保険法、健康保険法は2点以上

<平成27年度>

択一式:総得点45点以上かつ各科目4点以上
選択式:総得点21点以上かつ各科目3点以上(※)
※労働一般、社会保険一般、健康保険法、厚生年金保険法は2点以上

登録

試験合格後、社会保険労務士として登録するには、労働社会保険諸法令に関する2年間の実務経験、もしくは全国社会保険労務士会連合会が行う事務指定講習を受講することが必要です。

登録手続きなどの詳細は、下記をご覧ください。