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スクール・通信講座選びのポイント − 社労士スクールにも2タイプある
社会保険労務士試験を扱うスクールとしては、難関国家資格から身近な資格・検定まで、総合的に多くの資格を手がける大手スクールと、規模は比較的小さいものの、社会保険労務士の受験指導に特化した専業スクールとがあります。
(1) 大手スクールの特徴
大手スクールのメリット
大手スクールは、全国主要都市に校舎を持っているので、通学講座を受ける場合にはメリットがあります。多様な受講システム(通学/通信)、フォロー制度等が用意されているので、自分に最適な受講方法を選べます。
大手スクールの強みは、司法試験や公認会計士試験などの大型難関資格で培った資格指導の総合的なノウハウを、社会保険労務士の指導にも生かせる点です。また、自習室などの施設、各種サービスや情報化などの運営体制も充実していますので、安心して受講できます。
また、大手は受験者全体に占めるシェアも高い傾向があり、模擬試験などを通じて受験者全体の中での自分のポジションが把握しやすいというメリットもあります。多くのライバルと同じテキストや問題で勉強するので、差もつけられにくいと思います。
大手スクールのデメリット
あえて難点を挙げるとすれば、社会保険労務士資格講座だけでも多数の講師がいるため、自分と相性の合う講師を選ぶのが少し大変、ということです。また、社会保険労務士だけを扱っているわけではないため、受講者一人一人に対するきめ細かい対応がしにくい、という点もあります。
(2) 専業スクールの特徴
代表的なスクール:i・D・E社労士塾
専業スクールのメリット
専業スクールは、中小規模の学校が多いですが、社会保険労務士に特化して指導を行っているだけあって、講座の質や完成度は全体的に高いと思います。
少数精鋭の講師陣で、スクールの経営者自身が講師を兼ねていることもあります。大手とは違い、講師が教材製作や添削指導まで一貫して手がけていることが多く、安心感があります。
規模が小さい分、講師やスタッフとの距離が近く、アットホームな雰囲気のスクールが多いです。卒業生のOB会などを組織しているところもあり、一体感があります。
受講者それぞれの事情やレベルに合わせたきめ細かいサポートも充実しており、「融通が利く」「親身になってくれる」ところが大手にはない長所だと思います。
専業スクールのデメリット
難点としては、通学講座は一部の地域でしか受けられないこと、自習室などの施設面では大手に劣ることでしょうか。また、受験者の中では少数派になりがちなので、余裕があれば、大手の模試問題を入手して、多数派の受験者と同じ情報を取っておくとよいと思います。
通学講座は一部の大都市などに限られますが、最近では、各社とも通信講座のバリエーションやWeb講座などを充実させており、受講システムやフォロー制度の充実度でも大手と遜色ないスクールも増えてきました。
資料請求やガイダンスで、ぜひ比較検討してみてください。